「隠れロマンス」談いろいろ【4】

今回は「隠れロマンス」解決編(?)です。

「隠れロマンス」だと気づいたら何をすればいい?

「隠れロマンス」さんだった人が、自分が「ロマンス」だと知ったとしても、なかなか「セクシーで上品」な路線を進む自分なんて想像できないもの。

(最初から自分が『ロマンス』だと理解している人は、『ロマンス道』を地で行っている人が多いんですけどね)

そこで、「ロマンス」タイプであると気づいたら、どうすれば良いか、ですが、以下の点を注意。

1 髪型がとても大事


髪型は、顔の形など個人差もありますので、定型がある、というわけではありません。
ですが、

  • ゆるくて大きめのウェーブをいれる
  • 顔にかかる髪型
  • 後れ毛をわざとアレンジするとか

など……「曲線」を意識した髪型なら、甘い顔立ちが引き立ちます。

2 セクシーな個性を活かすこと


カーブのある体型はロマンスの長所のひとつ。これを隠すのではなく活かすと、オシャレです。
例えば、

  • バスト・ウエスト・ヒップの大きさを隠すより活かす
  • なだらかな肩のラインを活かす
  • 丸みのある弓形の眉やたっぷりとした唇をそのまま活かす

など、を意識しましょう。

3 動きや話し方に気をつけて


「ロマンス」さんに多い、アンニュイな雰囲気は欠点ではなく、「甘い上品さ」の表れです。

  • ゆったりと動く
  • ゆっくりと話す

これで良いんです。むしろ、速い動きや早口は、「ロマンス」さんには品がなくなったりする危険があるくらいなんですよ。

4 上品な甘さを上手にコーディネート


コーディネートのポイントとしては、

  • 堅いビジネス用の装いでも、胸元に少し柔らかさをアレンジする
  • ママ友などのカジュアル路線の時でも、腕や胸元にシャーリングなどの柔らかいデザインを入れる
  • シンプルな装いでもどこかにレースのデザインを加える
  • 柄物はできるだけ、曲線を選ぶ
  • シルクやシフォンなどはお勧めですが、麻や綿でも薄手で柔らかい素材なら着こなせる

などといった感じで、工夫しましょう。

ちなみに、「ロマンス」の有名人も数人だけですが、紹介しておきましょうか。


  • 藤原紀香さん:
    「ロマンス」タイプらしいセルフ・プロデュースが上手なかたです

  • 森昌子さん:
    ショートヘアが多いですが、あまりいただけない、と思いませんか? 実はとても女性らしい雰囲気をお持ちなので、ロングにして華やかさを出せば、とってもステキな人ですよ

  • スザンヌさん:
    表情・話し方、すべてが「ロマンス」ですよ


ということで、「隠れロマンス」のお話でした。

「ロマンス」タイプはハマれば、とても異性にモテるタイプです。
ちやほやされるのも似合うタイプなので、モテモテをむしろ楽しむくらいの気持ちでやっていきましょう!

それではまた――

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「隠れロマンス」談いろいろ【3】

今回は「ロマンス」タイプがイヤ、という人には前回まで解説したものの他にも理由がある、という話です。

「ナチュラル」に憧れる「ロマンス」さんたち

これは近年の日本人全般に言えることかもしれないのですが、多くの人が「ナチュラル」タイプに憧(あこが)れる傾向があります。

多くの人が思い浮かべる「ナチュラル」のイメージって、
「自然体」で「カジュアル」で「さわやか」で
――というところでしょうか。

これは「かっこいい」というイメージに通じるものでもあるんですよね。

そこに憧れるというのは、よくわかります。
特に「自然体」で「かっこよく」、ステキでいられるなら、良いですよね。

そんな女性たちの考えをなぞるかのように、日本のドラマなどでは女性の役は、「ナチュラル」タイプのキャラクターが多いんですよ。

「上品さ」とか「色気」とか「かわいらしさ」とかよりも、「自然」な感じで思ったことを口にするタイプのキャラクターだらけ、と言ってもいいぐらい。

当然ですが、そんな役を「ナチュラル」タイプの女優が演じれば、とてもステキで視聴率も高くなります。

たとえば、松嶋菜々子さんや篠原涼子さん、などです。
全盛期の山口智子さんも「ナチュラル」そのまんまで大人気でしたね。

(男相手に啖呵を切る『ファッショナブル』の役もそこそこありますけど、やはり「かっこいい」のが共通点ですね)

「ナチュラル」志向では色気が吹き飛ぶ「ロマンス」タイプ

みんな、「ありのままで」ステキなら、それが一番楽なんですけど、
「ナチュラル」以外の人にとって「ありのままで」は、即、「ファッションの手抜き」
になってしまいます……。

「かっこいい」のではなく「楽をしている」だけに見えてしまうわけです。

とくに、
「ロマンス」タイプは、華やかにして上品なタイプ。
逆に言えば、華やかにしないと上品じゃなくなる、
というわけです。

実際、「ナチュラル」に憧れてカジュアル一辺倒なファッションをして、上品な色気がふきとんでしまった「ロマンス」さんを数多く見てきました。

これでは、自分にはもとから色気なんかない、と思い込む人が出てくるのも仕方のないことです。

とにかく、まずは
他人に憧れるよりも、本当の自分を知ることから始めるのが、
「ロマンス」嫌いの「ロマンス」さんには、もっとも大事なこと

なのかもしれません。


さて――

これまで自分に「ロマンス」なんて無縁だと思っていた受診者さんが、コンサルティングで「ロマンス」と診断されても、何をどうしていいか分からない、という人も多いでしょうね。

次回は、そんな「まさかの『ロマンス』さん」向けに、「ロマンス」を活かす方法をお伝えします。

それではまた――。

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「隠れロマンス」談いろいろ【2】

前回の続きで、「あなたは『ロマンス』タイプです」と告げられて「愕然(がくぜん)とする人」の2タイプについて解説します。

  1. 自分にセクシーな上品さがあるなんて信じられない人
  2. 「ロマンス」タイプなんてイヤだ、という人
1 自分にセクシーな上品さがあるなんて信じられない人

「ロマンス」は華やかな雰囲気があるタイプです。「ファッショナブル」タイプのゴージャス感とはまた違う華やかで、それは色気と上品さが生み出す「甘~い華やかさ」です。

(なお、『ファッショナブル』は強くて派手め――『シャープな華やかさ』)

「自分にセクシーな上品さがあるなんて信じられない人」は、自分にそんな甘い華やかさがあることを受け入れるのが大変、という人です。

べつに「華やか」って芸能人みたいに派手に生きることだけではないんですが、「目立ちたくない」と思っている人には、「華やかに――」というだけで悪目立ちするような気分になる、ということなんでしょう。

目立つこと=悪目立ち、とは違うんですけどね……。

【関連記事】ステキに目立つか、悪目立ちするか

また、こういう人のなかには周囲からの影響で、自分の個性を自己否定している人もいます。

本当は優雅に動くのが似合う「ロマンス」さんなのに、周囲から「動きが遅い」と言われつづけ、いつしか「自分はノロマなんだ」とカン違いしてしまって……「隠れロマンス」さんのできあがり。

こうなると、「あなたは華やかな人なんですよ」と告げても、なかなか信じられなくなっても、しかたのないことですよね。

こういう場合、証拠を見せるに限ります。

買い物同行などで、色気と上品さの混じり合った華やかアイテムを、いくつも試着してもらって、いかに自分がそういうよそおいが似合うのか、を理解してもらうしかありません。
「習うより慣れろ」です。

2 「ロマンス」タイプなんてイヤだ、という人

先に伝えておきますが――
「ロマンス」タイプはセクシーや色気だけが売りのタイプではありません。

セクシーなよそおいでも、上品に見える

これが「ロマンス」の特徴。
つまり、セクシーな格好で品が落ちてしまう場合は、「ロマンス」タイプではありません。

でも、テレビなどでセクシー路線のタレントさんやアイドルが、あまり上品に見えない格好で出演しているのを見ると、セクシーってやっぱり下品なことなのかもしれない、と思うのも当然でしょう。

でも、セクシーが売りのテレビタレントさんも、よくよく見れば、「ロマンス」ではない人が多いんですよ。「ロマンス」さんがセクシー路線でやっても、普通に美しいだけです。

たとえば、「ロマンス」女優の宮沢りえさん、彼女はお若いころにヌード写真集を出されていますが、あれはひとつの「芸術品」として多くの女性が購入されました。

実際は、宮沢さんが「ロマンス」ゆえか、ただのヌード写真というよりも、壺や絵画などの芸術品に通じるおもむきがありました。

芸術品では男性の「興奮」を呼ぶのは難しいことです。だから、グラビアなどのセクシーを売りにするタレントさんには、「ロマンス」が少ないんですね。

でも、テレビの影響はおそろしい。セクシーという言葉が入るだけで「ロマンス」はイヤ、と言う人を大量生産してしまったんですから。

とにかく、「ロマンス」タイプがイヤ、という人には、「セクシー=下品」の誤解を解くことから進めないといけません。

繰り返しますが、「ロマンス」タイプは、セクシーなよそおいでも、上品に見えるんですよ。


実は、「ロマンス」タイプがイヤ、という人には、まだまだ、そうなる理由があります。もうちょっと、続けましょうか――。

とりあえず次回に続きます。

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「隠れロマンス」談いろいろ

今回はパーソナルデザイン・タイプのなかのひとつ――「ロマンス」タイプに迫っていきたいと思います。

「なんで急に『ロマンス』だけ?」と思うでしょうね。

実は「ロマンス」タイプの人には、「隠れロマンス」さんが非常に多いんです。

先日も、おひとり受診者さんのなかに、この「隠れロマンス」さんを発見しましたので、ブログで紹介してみようかな、と思ったわけです。


「ロマンス」タイプの簡単な説明


  • とても甘いセクシーな印象のタイプ
  • カーブのある体型
  • カールのセミロングやウエーブヘア、フリルのついた豪華なドレス、華やかなアクセサリーが似合う
「ロマンス」タイプと告げられた人の3つの反応

イメージコンサルティングにおいて、受診者さんに「あなたは『ロマンス』タイプですよ」と伝えたとき、いくつかの反応があるわけですが、おおまかなものとして、次の3点です。

  1. 素直によろこぶ人
  2. 当然でしょ、とほくそ笑む人
  3. 愕然(がくぜん)とする人

1の「素直によろこぶ人」がいるのは、普通に想像できるしょうね。

2の「当然でしょ、とほくそ笑む人」は自分に華やかさがあることを自覚している人です。自分のセクシーな上品さを、すでにうまく活用していて、最初からオシャレな人も多いです。

ある意味、ナルシスト?
でも、これは良い意味でのナルシストですよ。自分のどこがステキか分かっているわけですからね。

そして、3の「愕然とする人」ですが、実はここに「隠れロマンス」さんが多いのです。

で、その「隠れロマンス」について解き明かしていく前に、もうひとつ。
この「愕然とする人」にも、また、2通りあるんですよ。

  1. 自分にセクシーな上品さがあるなんて信じられない人
  2. 「ロマンス」タイプなんてイヤだ、という人

――の2種類です。

さて、今年はなんだか涼しめな残暑ですが、そのせいか、何を着ようか、迷い始める人が多いのでしょうか。当社への問い合わせや依頼もちょっとびっくりするぐらい増加していまして、最近、あまり時間が取れないため、今回は短めにここまで、です。

ということで、次回に続きます。

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ステキに目立つか、悪目立ちするか【3】

今回は、お堅い職場のような場所で、悪目立ちしないアレンジの方法を、各パーソナルデザインごとに紹介します。

【前記事】
ステキに目立つか、悪目立ちするか
ステキに目立つか、悪目立ちするか【2】

■「ファッショナブル」タイプ


シャープなものをどこかにとりこむだけ。
べつに派手な格好をする必要はありません。

たとえば、カーディガンやジャケットやなどを無地にすれば、中に着るブラウスやキャミソールにさり気なく幾何学模様を使うとか、またはトップスを無地にしてスカートにストライプを使う……

など、です。

■「フェミニン」&「ロマンス」タイプ


細部にやわらかさが加われば良いですね。

襟(えり)がほんの少し柔らかいデザインになるだけで印象は格段にかわります。
あるいは、スカートの素材を柔らかいものにする……

など、です。

■「キュート」タイプ


個性的な物が似合う「キュート」タイプは、ジャケットに肩章がついていたり、少し目立つボタンが一つついているだけでオシャレに見えますよ。

■「ナチュラル」タイプ


「ナチュラル」タイプはお堅い雰囲気とは相性が悪い、と思っている人が多いでしょうね。

でも、シャツブラウスの襟をジャケットの襟の上に出すとか、ブラウスを中に入れずにオーバーにしてベルトをすると、キチンと感も出て、ラフな雰囲気もさりげなく演出できますよ。

■「グレース」タイプ


上品なタイプである「グレース」はフォーマルとの相性は抜群ですから、簡単ですね。

ただし、品の良い動きをしないと、服よりもそちらのほうが「悪目立ち」するタイプなので、ご注意を。

要するに、似合うファッションとは、コスプレみたいに「大きな変化がないとダメ」というものではない、ということです。

細かい部分を変えていくだけでも良い印象をつくりあげることができるんですよ。

それではまた――。

ステキに目立つか、悪目立ちするか【2】

「ステキに目立つ」ことと「悪目立ちする」ことを混同すると大変、というお話の続きです。

【前記事】ステキに目立つか、悪目立ちするか

さて、この「ステキに目立ちましょう」は、「すでにファッションをがんばる気持ちがある」受診者さんにも伝えることがあります。

がんばる気持ちがあっても挑戦できない場合がある

前回の記事の「オシャレに気おくれする場合」と今回の場合に通じることは、

「チャレンジしない、楽なほう」を選んでしまう傾向がある

ということなんです。

「気おくれする」から「チャレンジできない」というのはわかりますよね。
では、「ファッションをがんばる気持ちがある」のに「チャレンジできない」というのはどういう意味でしょう?

それは、同じような格好からはみ出せなくなっている場合がある、ということなんです。
例えば――

  • 「これが似合いますよ」と新たなファッションアイテムを教えても、ついつい以前と似たような服のほうを選んでしまう。

もしくは――

  • ひとつふたつのベストアイテムを自分で決めて、それ以外のアイテムに挑戦しなくなる

なんてことになる場合があるわけです。
(なかには無自覚にそうしていることも……)

どちらも「いつも似たような格好をしている人」というイメージを他人に持たせてしまうことになりかねません。

「オシャレな人」「いつも似たような格好をしている人」では、全然、印象がちがいますよね。

ひとりで悩まないでイメージコンサルタントに相談を

なにも「たくさん服を買いましょう」と言っているわけではありませんよ。

ただ、せっかく自分のパーソナルカラーとパーソナルデザインを知ったのですから、無数にある似合うアイテムを少しでも多く取り入れて、幅広くファッションを楽しみたいものですね。

だからこそ、こういう人々のために「ステキな自分になることを覚悟しましょう」と伝えることにしているんです。
(これもメルマガなどでは、そういう文脈のなかで出している言葉です)

でも、そのためには、自分ひとりだけでは心もとないなあ、と思うのでしたら、イメージコンサルタントに頼れば良いのです。

あなたの幅を広げるお手伝いをするために、私たちコンサルタントはいるのですから、遠慮しないでくださいね。

さて、これだけで終わるとなんですので、

「お堅い雰囲気の職場で、パーソナルデザインをどうやって取り込めばいいのか」

を次回紹介したいと思います。

それでは――。