「口紅放浪者」編の最終回です。
最近の若い女性の間で、だんだんとはっきりした口紅をつけている人も増えてきています。
考えられる理由としては――
- 化粧品業界が濃い口紅を売り込み始めている
薄付きの口紅は、すでに女性の間に行き渡っていると言っていい現状です。メーカーとしては、「新商品」として、今度は濃い口紅を仕掛けていきたいと考えているようです。
- アラフォー以上の女性が薄い口紅で顔色が良くならないのを若い女性が感じ始めた
母親などのベージュの口紅を見て、「顔色が悪い」とか「キレイじゃない」と感じてきた子どもたちが、今、大人になってきて、自分はそういう風にはなりたくない、ちゃんと化粧したいと感じる人が増えてきています。
「時代は回る」と言いますが、
ひと昔前、母親の濃い口紅とブルーのアイシャドウを嫌がっていた若い人たちが母親世代になって、今の若い世代に薄いのではダメと思われるようになった――
という逆転現象が起きはじめているようですね。
ということで、徐々にはっきりした色の口紅が求められ始め、薄い口紅では顔色を出せなくて「口紅放浪者」になっていた女性も、だんだんと減りつつあることは良いことだとも思います。
ただし、注意点としては、濃い口紅は、はっきりした色合いだけに、自分のパーソナルカラーに合わない色を使うと、より顔色を悪くする危険があります。
しかも、似合う赤い口紅をさがすとしても、ようやくメーカーが重い腰を上げはじめたところなので、まだまだ市場が追いついてきていません。
自分のパーソナルカラーに合った口紅なら、多少濃いめの色でも、顔色をさらによくしてくれますので、しっかりと合う物を探しましょうね。
そんなこと言われても、自分では探しきれない、というかたは、イメージコンサルタントに相談してくださいね。
それではまた――。
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