「隠れロマンス」談いろいろ【2】

前回の続きで、「あなたは『ロマンス』タイプです」と告げられて「愕然(がくぜん)とする人」の2タイプについて解説します。

  1. 自分にセクシーな上品さがあるなんて信じられない人
  2. 「ロマンス」タイプなんてイヤだ、という人
1 自分にセクシーな上品さがあるなんて信じられない人

「ロマンス」は華やかな雰囲気があるタイプです。「ファッショナブル」タイプのゴージャス感とはまた違う華やかで、それは色気と上品さが生み出す「甘~い華やかさ」です。

(なお、『ファッショナブル』は強くて派手め――『シャープな華やかさ』)

「自分にセクシーな上品さがあるなんて信じられない人」は、自分にそんな甘い華やかさがあることを受け入れるのが大変、という人です。

べつに「華やか」って芸能人みたいに派手に生きることだけではないんですが、「目立ちたくない」と思っている人には、「華やかに――」というだけで悪目立ちするような気分になる、ということなんでしょう。

目立つこと=悪目立ち、とは違うんですけどね……。

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また、こういう人のなかには周囲からの影響で、自分の個性を自己否定している人もいます。

本当は優雅に動くのが似合う「ロマンス」さんなのに、周囲から「動きが遅い」と言われつづけ、いつしか「自分はノロマなんだ」とカン違いしてしまって……「隠れロマンス」さんのできあがり。

こうなると、「あなたは華やかな人なんですよ」と告げても、なかなか信じられなくなっても、しかたのないことですよね。

こういう場合、証拠を見せるに限ります。

買い物同行などで、色気と上品さの混じり合った華やかアイテムを、いくつも試着してもらって、いかに自分がそういうよそおいが似合うのか、を理解してもらうしかありません。
「習うより慣れろ」です。

2 「ロマンス」タイプなんてイヤだ、という人

先に伝えておきますが――
「ロマンス」タイプはセクシーや色気だけが売りのタイプではありません。

セクシーなよそおいでも、上品に見える

これが「ロマンス」の特徴。
つまり、セクシーな格好で品が落ちてしまう場合は、「ロマンス」タイプではありません。

でも、テレビなどでセクシー路線のタレントさんやアイドルが、あまり上品に見えない格好で出演しているのを見ると、セクシーってやっぱり下品なことなのかもしれない、と思うのも当然でしょう。

でも、セクシーが売りのテレビタレントさんも、よくよく見れば、「ロマンス」ではない人が多いんですよ。「ロマンス」さんがセクシー路線でやっても、普通に美しいだけです。

たとえば、「ロマンス」女優の宮沢りえさん、彼女はお若いころにヌード写真集を出されていますが、あれはひとつの「芸術品」として多くの女性が購入されました。

実際は、宮沢さんが「ロマンス」ゆえか、ただのヌード写真というよりも、壺や絵画などの芸術品に通じるおもむきがありました。

芸術品では男性の「興奮」を呼ぶのは難しいことです。だから、グラビアなどのセクシーを売りにするタレントさんには、「ロマンス」が少ないんですね。

でも、テレビの影響はおそろしい。セクシーという言葉が入るだけで「ロマンス」はイヤ、と言う人を大量生産してしまったんですから。

とにかく、「ロマンス」タイプがイヤ、という人には、「セクシー=下品」の誤解を解くことから進めないといけません。

繰り返しますが、「ロマンス」タイプは、セクシーなよそおいでも、上品に見えるんですよ。


実は、「ロマンス」タイプがイヤ、という人には、まだまだ、そうなる理由があります。もうちょっと、続けましょうか――。

とりあえず次回に続きます。

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