今回は、最近よくあるご質問にお答えするQ&Aです。
Q:「あざやかで明るめの色が似合う秋」や「あざやかで濃いめが似合う夏」の人っていますか?
結論から言うと、いません。
そもそも、パーソナルカラーの「秋」色は、彩度が低く明度が低いもの(くすんでいて濃い色、と考えてください)が似合います。
一方、「夏」色は、彩度が低くて明度が高いもの(くすんでいて薄い色と考えてください)が似合います。
では、「彩度が高くて明るい色が合う秋」というのは、どういうことでしょう?
「イエローベースであざやかな明るめの色」といえば、それはもはや「秋」ではなく「春」ということですね。
同じように、「あざやかで濃い色が合う夏」というのは――
「ブルーベースであざやかな濃い色」ということで、それは「夏」ではなく、もはや「冬」のことなんです。
つまり、「あざやかで明るめの色が似合う秋」や「あざやかで濃いめが似合う夏」なんて言い出したら、それは「春」と「冬」のことにすぎません。
ベストカラーコムではありえないことですが、他のコンサルタントのなかには上記のような表現を使うケースがあるそうですね。
先日も、某所で「ブライトな濃い色も似合う夏」と診断されたという受診者さんがいらっしゃいましたが、当人は「それって冬と何が違うの?」と混乱されていました。
おもしろいことに、ベストカラーコムでの診断でその人の「季節」は「冬」と判明しました。
前述のコンサルタントも最初から「冬」診断でいいものを、自分が「夏」だと診断してしまったものですから「濃い色も似合う」というような苦しい言い訳が追加されてきたのかもしれません。
なんにせよ、コンサルタントとして受診者さんが混乱をきたすような表現には注意しないといけないなあ、と改めて考えるところです。
ということで、今回はここまで。
それではまた――。