イメージコンサルティングの目的――それは、
「あなたの個性を活かしてイメージアップし、人生をより良い方向に導いていく」
というものであるということは、当ブログでは繰り返し、伝えてきたことです。
でも、今「自分が着たい服」と「自分のイメージアップになる服」が同じとは限りませんね。
今回はそんなお話です。
「自分のイメージ」を上げるためには、「好きな服」とか「着たい服」ばかりではダメな場合もあります。
ときには、心がときめかないようなファッションであっても、TPOに合わせたコーディネートをしないとイメージアップは遠のくばかりでしょう。
――と当ブログでは、ずっと言い続けてきたわけですが・・・
それでも受診者さんのなかには、かなり奇抜なファッションをしたいという相談も少なくありません。
妙なところの露出が多かったり、妙なヒラヒラだらけだったり、妙な形や柄の飾りがいくつも付いていたり――といった具合です。
そんなファッションですから、「夜通し踊りっぱなしのような派手なパーティに参加したいのかな?」と思いきや、普通に買い物に行くときの服の相談だったりするのです。
冷静に考えればやり過ぎな格好だとわかるのでしょうが、当人はそれが決して奇抜だとは思っていない、というケースが少なくないようです。
どうして、やり過ぎファッションを選んでしまう人がいるのでしょうか?
理由のひとつとして、
「周囲の友人・知人もそんな感じにしているから」
とか、
「雑誌やSNSで今、そんな感じの服が流行しているみたいだから」
といった場合もあるでしょう。
今回の記事タイトルでいう「友達同士は同じようなレベルの服を着がち」とは、近しい人たちと似た感じの服装を選んでしまいがち、という意味ですね。
普通の友人関係って同じような生活レベルであることが多いのもあり、同じような値段の、同じような服を選びがちになることもあるでしょう。
つまり、それが自分の周囲の流行になっているということです。
そんな周囲の流行や、周囲と一緒に見ているSNS上で受け入れられている物のなかにやり過ぎな物が混じっていたとしても、それらをずっと見ているうちに、だんだんやり過ぎだとは感じなくなってくる・・・。
まずは、冷静になって自分の周り以外の世間を見てみましょう。
思っているよりもみんな普通の服だったり、上品な感じにしている人がたくさんいることに気づくでしょう。
この場合の「普通」とは、流行遅れな服という意味ではなく、「TPOに合わせたファッション」ということですよ。
ちょっとした買い物に過剰なオシャレをする人は少ないし、逆にパーティに行くのに地味にしていてはつまらない。旅行に行くにしても、それに合わせた服というものがあります。
そんなTPO(つまりシチュエーション)と、そして自分の個性(パーソナルカラーとパーソナルデザイン)――
そのふたつに合っているからこそ、人は上品でいられるわけです。
自分を客観的に見ることで、他人や社会からどう見られるかも見えてきます。
ファッション選びは感情的になりすぎないように、冷静に選んでいきましょう。
ということで、今回はここまで。
それではまた――。
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