今回も、またもやパーソナルデザイン「キュート」タイプの特集です。
1.Q:キュート・タイプで分類しないケースがある理由は?
2.「キュート」の3つの分類はただの補助
3.「キュート」の3つの分類はただの補助【2】
4.「キュート」の3つの分類はただの補助【3】
5.「キュート」の3つの分類はただの補助【4】
「キュート」タイプには他の5タイプとは違う特徴として、「ガーリッシュ」「ボーイッシュ」「アバンギャルド」の3つの方向性があります。
といっても、パーソナルデザインは他の5タイプと「キュート」の3種類を合わせて8タイプになる、ということではありませんよ。
「キュート」は3つのタイプに分かれるわけではなく、あくまで1つのタイプだからです。
「キュート」はかなり幅広いファッションを楽しめるタイプで、どこか(「どこもかしこも」ではなく)に個性のある物が似合います。
同じようなタイプに「ファッショナブル」もあるわけですが、こちらは大柄な雰囲気を持つ人が多く、多少「やりすぎ感」のあるファッションでも、持って生まれた「勢い」で着られてしまう場合もあります。
(もちろん、常識外れな格好を普段使いできるわけではなく、TPOを考えて選ぶべきなのは他のタイプと同じです)
一方、「キュート」さんの場合、小柄な雰囲気の人たちなので、少しやり過ぎるだけで「変なおちびさん」になりかねません。
「キュート」初心者さんのなかには、最初のうちは「キュート」に合うファッションを使いこなすのが難しいと感じる人もいます。
そこで、ある程度方向性を絞ってあげたほうがやりやすいだろうということで、「ガーリッシュ」「ボーイッシュ」「アバンギャルド」という3つの方向性をお教えすることがあるというわけです。
つまり、「キュート」さんがファッション選びしやすくなるようにするための補助。
これが3つの分類、というわけです。
繰り返しますが、あくまで補助に過ぎないわけです。
ところで、この3つの分類ですが、実際の診断時にはそれほど出番を必要とするわけではありません。
「ガーリ~・ボーイ~・アバン~」の方向性を示すよりも、幅広いファッションを着られる人のほうが多いからです。
無理に方向性を示してしまうと、幅広く着られる「キュート」さんのはずなのに、逆にファッションの幅を狭めてしまう危険性すらあります。
というわけで――
よほど3つのうちのどれかに偏っている場合でもない限り、「キュート」さんを3つのどれかに絞らないでお伝えする――
これが原則となっています。
さて、この3つの分類が絶対的なものではなく補助でしかない、ということには、さらに大きな理由があります。
しかも、その理由はけっこう見過ごされがちなんですよ。
次回、その点について、お伝えしましょう。
それではまた――。
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