馴染んでちゃダメですよ――
の「ナジム注意報」の続きです。
「ナジム注意報」と言っているからにはオシャレ着選びで、
「この服は自分に馴染んで見えて良い感じ」
なんて思えたからといっても、それを買うのはおすすめしません。
あえて強い表現をするなら、それって、
「どこにでもいる普通の見慣れた他人」
のマネをしているだけのようになりかねません。
「納得できる服選びができた」と自分では思えても、それは自分が普段から馴染んでいるものを選んでいるから問題を感じないだけかも。
ファッション選びで大事なのは、
自分が「納得」できるものを探すのではなく「理屈」に合わせて選ぶ
ということ。
お馴染みの好きな服選びをやめて、馴染みでもないし、好きとか嫌いとか特に感じない物であっても、自分のパーソナルカラー・パーソナルデザインに合っていたら選んでみる。
そうすれば、普段は自分で選ばないようなアイテムのなかに、あなたを強く輝かせてくれる――ハッとさせてくれる――ものが数多く待っているかもしれませんよ。
ところで、当ブログは受診者さんや受診希望者さんにだけでなく、弊社イメージコンサルタント養成講座の卒業生向けの参考に、という目的もあります。
ですので、イメージコンサルタントも「ナジム注意報」を忘れないようにしましょう、と付け加えておきます。
ドレープをあてている最中に、お客さんの姿に見慣れてしまって、
「ここら辺で良いんじゃない?」
という感じで選んでしまうと、なんとくなくそれで良いようにも思えてしまう。
本当は違うタイプのかただったとしても、です。
つまり、誤診してしまうわけですね。
ということで弊社の養成講座では、
「イメージコンサルタントが『馴染む』を便利に考えちゃダメですよ。しっかりと受診者さんの、ステキな、ハッとするようなパーソナルカラー/デザインを探しましょう」
とお伝えしています。
「ナジム注意報」はなかなか厄介な問題かもしれませんね。
そもそも、なぜ自分のパーソナルカラー・パーソナルデザインよりも馴染んだものを選んでしまうのでしょうか?
全員がしっかりと理屈に沿ってアイテム選びをできるわけではない。
その理由が今回の記事タイトルにある「カラ」です。
くわしくは次回にて。
それではまた――。
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