友達同士は同じようなレベルの服を着がち【2】

前回、「奇抜(きばつ)なファッションになっている自分」に気づけなくなっている人もいるので、ご注意を――というお話をしました。

今回はその続きです。

本当の意味での「よそはよそ、うちはうち」で

ここで誤解がないようにお伝えしておくと――

周囲の人たちに少し「奇抜なファッション」が流行していたとしても、そのセンスを否定する必要はない、と私は考えています。

イメージコンサルティングは流行を否定しているわけでもありませんし、社会と対立してでも自分のファッションを貫くように、と言っているものでもないからです。

あくまで社会のなかで、うまくやっていくための道具――それがイメコン。

流行のなかであなたの個性に合う物を選ぶ力が必要なわけで、それはコンサルタントに相談しながら身につけていけば良いだけのことなんです。

まあ、ただ・・・

あなたがコンサルティングを受けて、急に上品な雰囲気に変わったりすると、周囲から拒否反応を示す人も出てくるかもしれません。

それは「似合う似合わない」の話ではなく、「見慣れていないあなたの姿」にとまどっているだけですので、そこは周囲が見慣れるまで黙って貫きましょう。

周囲と合わせる必要もないし、周囲と対立する必要もない。でも、ステキに目立つ覚悟もまた人生を変えていくためには必要なことなのです。

つまり、流行に流されることなく、

「よそのことはよそのことだから気にしない。うちはこれでイメージアップ路線を行くのだ」

という精神を持ってのぞみたいですね。

そもそもファッションは他人からの視線を気にするもの

なかには――

「そこまでいわれるのは面倒ください。もう、パーソナルデザインとか関係なく、好きなものを使うほうが楽しい!」

と思う人も出てくるかもしれません。

実は、その考え方も正しい。ファッションは自由です。

イメージコンサルタントとしては、いっそ「裸でもファッションだとおっしゃるなら否定してはいけない」というくらいの考えで向き合おうと思っているくらいです。

そもそも、イメージコンサルティングの目的は、「自分が楽しいファッションをする」ではなく、

「他人からの評価(イメージ)を上げて、人生を楽しくするためのファッションを目指す」

というものですので、自分の人生を上げていくための努力が苦しいとおっしゃる人にまで無理強いするわけにはいきません。

でも・・・それでは人生、何も変わりませんよね。

何かを変えたいと思うなら、面倒くさくても最初の一歩を踏み出さないといけません。歩みを進めていくことで、初めてこれまでと違う光景が見えてくるわけです。

いつもと同じ場所で、同じような格好をしている仲間と、同じファッションに身を包んでいるだけでは、制服を着ているのと変わりない。

それでは、周囲に埋没していくだけで、人生を飛躍させてくれるチャンスをくれるような人が現れても、その人の目にとまることはないでしょう。

明日も同じような場所で同じような格好をして、同じことをしている自分――それに満足できないからイメージコンサルティングを受けにくるわけですよね?

ならば、最初の一歩を踏み出すために、少しの努力が必要です。

自転車も最初のひとこぎは重い。でも一度進み出し始めたら、スイスイと気持ちよく進んでいけますね。
人生とはそんなものです。

ということで、毎度、おなじみの結論になりますが――

イメージコンサルタントに相談し、そのアドバイスにそってしっかりと踏み出せば、重い重い「最初のひとこぎ」も軽くなることでしょう。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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