今回は、有名人のパーソナルデザインについてのお話です。
今回、ご紹介する有名人は、ご存じ、ピコ太郎さんです。
ピコ太郎さんのいでたちは、いかにも派手そのものですね。
身長もあって肩幅もあります。
ということは、パーソナルデザインは「ファッショナブル」?
う~ん、もうちょっと突っ込んで考えてみましょうか。
ポイントとなるのは――
- あれだけ派手で、動きを珍妙な感じにしていますが、わざとらしい感じですね。
- 派手で珍妙にしても、何となく気さくさや優しさはあります。
- つまり、長身なのに、威圧感はない。
- かといって、「可愛い」という感じではないし、誰も言わない。
上の点から考えると、「ファッショナブル」ではないと分かりますね。
当然、「ハイスタイル」ではありません。
「ロマンス」特有の甘さも感じませんね。
ということで、答えはこちら。
・パーソナルデザイン:「ナチュラル」
「ピコ太郎」役ではなく、本来の姿である「古坂大魔王」さんとして出てこられている時を見ると、分かりやすいです。
本来の大魔王という芸名もすごい名前ですが、長身で、肩幅が広く、しっかりとした体型から、付けられた芸名なんでしょうか?
芸人さんですから、わざとくしゃくしゃな顔をしている写真が多いですが、素で真面目な表情をしている時のお顔を見てみると、すっきりとした顔立ちをしていらっしゃるのが分かりますよ。
悪く言うと、芸人さんとしては「あくがない」顔立ちとも言えるわけです。
同じようなタイプとして、電子書籍「続・外れるパーソナルデザイン」のなかで、漫才コンビ・ますだおかだの岡田圭右(けいすけ)さんを紹介しています。
岡田さんも「ナチュラル」。
真面目な顔をすれば俳優にも負けない顔立ちですが、彼は顔が売りの俳優ではなく、芸人です。
大げさな動きで「スベリ芸」にしています。
良い意味でとらえれば、大げさな動きが似合わない「ナチュラル」要素を逆手にとって、「お笑い」にしているわけですね。
そう考えると、古坂大魔王さんも、ピコ太郎さんレベルにまで作り込んだからこそ、PPAPもただのスベリ芸で終わらずに、ここまで話題になったのかもしれませんね。
ということで、今回はここまで。
それではまた――。
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