前回の予告通り、「メークの上手度チェック」をご紹介。
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さっそくまいりましょう。
- メークは洗面所でおこなう
- いつも手鏡を覗きながら、メークしている
- メーク中、じっと前を向き続けている
- 自分はメーク上手だと自信がある
- メーク中に顔にあるシミやシワなどが気になって仕方ない
さて、あなたは上の5つのうち、どれくらい当てはまりましたか?
実はこれ、「メークの上手度チェック」とは名ばかりで、本当の内容は逆の「ひとつでも当てはまると、メークがうまくできていない危険性がある度チェック」なのです。
ひとつずつ解説をば――。
洗面所などの暗いところでのメーク、とにかく、これはダメ!
顔色も良くみえないので、ついつい厚化粧になりがちです。
メークする時は、明るい部屋で――これは鉄則ですよ。
手鏡など、顔の見えている範囲が狭いと、そこに意識が集中して、ついついメークをやりすぎてしまいます。
狭い範囲しか見えていないので、顔全体でバランス良くメークするためには、とっても高度なテクニックが必要になるわけです。
鏡は顔全体を映してくれる、少し大きめの物を使いましょう。
女性は一般的に男性と比べると、立体的に物を見ることが苦手な人が多いそうです。
自分では気づかない間に、自分の顔を紙に書いた物みたいにメークしている人が多く、「横からどう見えているか」を全く想像せずにメークしている人も多いです。
鏡に映った真正面の自分ばかり見て、メークしていると、横から見たときに、バランスが崩れている危険性があるわけです。
(前回の記事で伝えた「怒り眉」も角度を変えて見れば、「怒り度」がもっと強調されて見えます)
鏡に映った自分の顔を、下から、横から、とグリグリ動かして見ながら、メークしましょう。
メークは絵画ではなく、彫刻に色を付けているようなもの、と考えるとわかりやすいですね。
「過信は禁物」とよく言いますね。
「自分はメーク上手なんだ」と思っている人が陥(おちい)りやすいトラップが、失敗メークをしていても自分ではきづけないということ。
時々で良いので、「本当にこんなメークでキレイになってるの?」と自分に問いかけるクセを付けるだけでも、そんなトラップにひっかからなくなるでしょう。
他人は思っているよりも、あなたのシミやシワに興味がないんです。だから、気にしないで!
・・・と言っても、そんなに簡単な話ではありませんよね。
だからって、シミやシワを隠すために、厚化粧になっていたら、結局、シミやシワの一部ではなく、顔全体がキレイではない人、になってしまいます。
そもそも、「似合う色」のメークならシミやシワも目立たなくなる。
私は何度も何度もこのことを告げているのですが、これは全体のバランスの話であって、シミやシワが消えると言っているわけではありません。
なので、「似合う色」を使っても、メークの時にシミやシワばかりに目を向けつづけていたら、「似合う色」の効果はなかなか自覚できないんです。
そういうかたは、メークをする時に、まず冷静になること。
シミやシワばかり見てメークせずに、自分の顔全体を見て、ステキな自分を目指してメークしてみてください。
案外、他人のほうがすんなりと、あなたがステキに変わったことに気づいてくれるものですよ。
ということで、「メークの上手度チェック」――
もとい、「メークがうまくできていない危険度チェック」でした。
と、そうそう、もうひとつ大事なことを忘れていました。
メークをする時の服装です。
もちろん、これは自分のパーソナルカラーに合った服を着てメークすること。
服が似合う色でないと顔色が悪く見えてしまいますから、ついつい厚化粧になってしまいますね。
ということで、それではまた――。
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