皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。
「流行などのみんながやっていることに簡単に飛びつくのは、実はリスクがありますよ」
という話は、当ブログやメールマガジンでも繰り返してきたことですね。
前記事まで触れてきた「鉄板化粧品」の話も、この類(たぐ)いのケースと言えるかもしれませんね。
――で今回は、最近気になる流行の話。
「ブラウンの色を眉に使うことについて」です。
なお、眉の化粧についてのポイントは、以下のリンクから以前の記事を参考にしてください。
最近は20代のお若い女性受診者さんが増えています。
そんな若い受診者さんの間からよく聞かれるのが、
「眉毛にブラウンをのせたい」
というお声です。
特に髪を明るく染めているかたに、この要望が多いですね。
たしかに一見すると、明るい髪色に眉の色を合わせれば髪と眉に統一感が出て、良い感じに思えるかもしれません。
流行しているのだから、問題ない。
そう感じてしまうこともあるでしょう。
(特に若いうちはその肌つやである程度、『似合う色』以外でも及第点で使えてしまう、という事情もありますし・・・)
でも、「流行」とか「憧れのあの人もやっているから」とか、そういうことを横に置いて、その眉をよくよく観察してみてください。
冷静になって見てみれば、ブラウンの眉、浮いて見えることに気づけるでしょう。
なぜ眉が浮いて見えるのか、というと、それは――
「目の色と合っていないから」です。
髪の毛の色は変化させられても、あなたの目の色は変わりません。
「似合う色」とは、究極的にはあなたの目を輝かせるためのものなんです。
そして、眉は「目の額縁」――目を輝かせるためのフレーム。
目の色と合わない色を使うというのは、合わない額縁によって、中の絵の価値を下げてしまうことになるのと同じことなんですね。
ということで、明るいブラウンの眉はおすすめしません。
では、何色を使えば良いか、というと、それは目に合った色。
つまり、「黒」か、ブラウンでも「焦げ茶」といえるくらいの濃~い色のもの ということになりますね。
ともかくメークとは自分の顔にするもの。
そして、自分の顔は鏡越しでないと見られません。
普段、あなたの顔を見るのは、他人だということですね。
だったら、
「他人がクールな視点であなたの眉をどう見ているか?」
常にこの考え方でメークをしていくことで、「正しい自分の眉」もおのずと見えてくるはずです。
ということで、今回はここまで。
それではまた――。
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