ツイード・スーツの流行――上戸彩さん:「日通」のCM

日通のCM「上司の転勤編」で上戸彩さんがツイードのジャケット姿で出演されています。
前記事でツイードの話をしましたので、紹介しておきますね。

【関連記事】
「ツイード・スーツの流行」
「ツイード・スーツの流行【2】」

  • 上戸彩さん:「キュート」タイプ

CMでもいつもステキな上戸さんですが、今回のCMもツイードのジャケットを着て、「上品なガーリッシュ」路線でコーディネートしていますね。

● 現在、下のリンクから、CMが見られます。
「引越しは日通 上戸彩さんTVCM 上司の転勤篇」

ジャケットの長さが少し短めでちょうど良いし、縁取りがポイントになっているものを着ています(同色だから上品です)。

きちんとしたお仕事モードでありながら、可愛らしさを表現していて、とてもお似合いですよ。その理由は、こんな感じです。

  • ジャケットの後ろのペプラム
  • スカートがふんわりフレアで、前リボン付き
  • ネックレスは、パールとチェーンの組み合わせで軽い感じの可愛いデザイン

これらのポイントで、若々しさや柔らかさを出しています。

そして、もう一つ大事なポイントが――
よく見ると、腕をたくし上げて手首を見せていますね。
これも「キュート」タイプにとっては大きなポイントになります。

ツイードのジャケットの使い方の一例としてご参考にどうぞ。

といっても、同じツイードでも、パーソナルデザインごとに上手な使い方も変わりますから、あくまで「一例」ということで、ご理解くださいね。

ツイード・スーツの流行【2】

さて、かねて予告していたように、パーソナルデザイン別に似合うツイードスーツをご紹介します。
さっそく参りましょう!

【関連記事】「ツイード・スーツの流行」

ファッショナブルのツイードスーツ

「ファッショナブル」タイプに合うツイードスーツの例

  • 色使いはメリハリのあるものに
  • 太いふちどりがあるもの
  • 大きめのコサージュをつけるなど目立つポイントを用意

「ナチュラル」タイプに合うツイードスーツの例

  • そもそもツイードスーツは「ナチュラル」タイプに似合うアイテム。自信を持って使いましょう!
  • ラインは直線的なもので
  • 柄はボーダーに近いものを
  • スカートは長めでタイトなものを

「グレース」タイプに合うツイードスーツの例

  • ふちどりやフリンジがひかえめなもの。
    いっそ、なくてもいいくらいです。
  • 色は紺やベージュなどの定番の1色でOK
  • スカートは膝丈(膝が出ないくらい)のタイトなものや、箱ひだのもの

グレースタイプのツイードスーツ
先日九州で「グレース」タイプさんのスーツを見つけました。
(右の写真)

こんなに100点満点の「グレース」タイプに合うツィードスーツが見つかるなんて!

上品なコサージュと真珠のネックレスを付ければ完成です。

「フェミニン」タイプに合うツイードスーツの例

  • 上品な感じのフリンジがあるもの
  • スカートはマーメイドラインで。また、スカートはシフォン系の柔らかいフレアスカートでも良い

「ロマンス」タイプに合うツイードスーツの例

  • フリンジが長めのもの
  • インナーに胸もとに少し大きめのフリルのあるブラウスを組み合わせて
  • スカートはドレープ感のあるフレアスカート

「キュート」タイプに合うツイードスーツの例

  • 小柄な体格に合わせて、着丈が短めのもの
  • ペプラムが付いているのも良い
  • 色違いの縁取りや、フリンジ付きのもの
  • 生地そのものに、さまざまな色が使われているものも良い
  • スカートは膝丈のタイトなもの。また、ギャザースカートやコクーンタイプのスカートも良い

実際のパーソナルデザイン診断では、さらに一人一人の個性に合わせて細かいポイントを見て、似合うものを選びます。

今回はあくまで標準的なポイントだけ紹介した、ということでご理解くださいね。

それではまた――

ツイード・スーツの流行

ツイードのスーツ1

今年に入ってからも、数多くのお客さまに、春のスーツ選びをお手伝いしました。
(足を骨折してましたので長時間は無理でしたが……)
その現場で、さまざまなことが見えてきました。

昨今、入学式や卒業式などの公式の場で異変が起きています。

それは、
多くの人がツイードのスーツを着て出席している
ということ。

一昔前なら、
「きちんとした場所には、ツイードはちょっと問題が……」
と言われていました。

でも今は、普通の生地のスーツって、就活用ぐらいでしか、見当たらなくなりつつあるくらいです。


ツイード全盛になった理由は――

    ツイードのスーツ2

  1. スーツが流行らない
    一般的に今はスーツを着ると、「堅苦しい」「一部の堅いお仕事」「大げさ」といったイメージがあります。仕事以外で着ている人を見つけるのが難しいくらい。
  2. ↓ ↓ ↓

  3. 世間は全体的にカジュアル路線
    世の中、みんなカジュアルで楽を求めるようになっているうちに、学校の卒業式や入学式のような場でも、そこまで「キチンとしましょう感」を求められなくなってきて、ツイードでもOKに。
  4. ↓ ↓ ↓

  5. 使い回しができる
    しかもツイードなら、公式な場でだけでなく普段使いにもいける。
    例えば、

    • ジーンズと合わせてもコーディネートしやすい。
    • タートルネックのインナーと合わせられる。
    • ツイード生地の微妙なデザイン違いで、個性が出る。

    などなど。

――と、こんなところです。


それにしてもツイードが公式の場で使われる時代になったのであれば、そのうちデニムのスーツも公式の場でOKな日が来たりして?
ファッションっておもしろいですよね。

次回は「ドラマのパーソナルデザイン編」をはさみながら、(早くしないと、ドラマ、終わっちゃいますから……)パーソナルデザインごとのツイードについても紹介したい、と思います。

それではまた――

コーデ・ポイント――どのパーソナルデザインでもポイントの数え方は同じ?

ある受診者さんから、コーデ・ポイントにまつわる質問が
きましたので紹介します。

【関連記事】コーデ・ポイント――簡単オシャレ度チェック


【 受診者さんからの質問 】

あまりいろいろと着飾る必要のない「ナチュラル」タイプや
「グレース」タイプの人も、最適なコーデ・ポイントは同じですか?

逆に、元々、派手な感じの「ファッショナブル」タイプや
「キュート・アバンギャルド」タイプの場合などは、
他のタイプよりポイントを多めにしたほうがいいでしょうか?


【 香咲の回答 】

基本的に同じです。

色数などが同じでもアイテムによって「印象」が違います。
「グレース」に合うアイテムを使えば、全体的に抑え気味な
印象になりますし、「ファッショナブル」に合うアイテムなら
派手めになるかもしれません。

ポイントが同じでも、印象が変わってくるんですね。


【 上の回答に対する受診者さんからの返信 】

コーデ・ポイント、使うアイテムがパーソナルデザインに
合っていたら、数は同じでいいんですね。

確かにそうですね。
仕事に行く時は、だいたい11ポイントくらいですが、
アクセサリーやアクセントカラーをうまく使わないと
11を超えませんね。
着こなしを考える上で、とても便利な指標です。

コーデ・ポイントの昔のメルマガを掘り返そうと思っていた時に
ちょうどブログに載ったので、ラッキーでした!

繰り返しますが――

「ポイントはどのパーソナルデザインでも同じ数え方で良い」
というのは、あくまで
「似合うアイテムを使っていること」
が前提ですよ。

パーソナルカラー/パーソナルデザインを外していては、
そもそもポイントを数える、という段階以前のお話に
なってしまいますし……。

さて、その他にもご質問があればいつでもどうぞ。
それではまた――。

男性とコーデ・ポイント【2】

男性もポイントを数えましょう。

……といっても、男性の場合は、
「スーツを着ておけばOK」
という風潮がありますね。

普通のスーツ姿ではどうしてもポイントは低くなります。
(つまり地味に……)
オシャレに決めよう、という時はちょっと物足りないですね。


そこで、ポイントを増やすために注目したいのが、

  • ネクタイに色が多いもの
  • カフスボタン
  • ポケットチーフ

などを使うことです。

たとえば、次のようなコーディネート。
(カッコ内はポイントです)

  • ワイシャツ(1)、スーツ(1)、ネクタイ(3)、時計(1)、
    靴(1)、鞄(1)、カフス(1)、マフラー(1)――10P
  • シャツ(1)、ジャケット(1)、パンツ(1)、ストール(2)、
    バッグ(1)、シューズ(1)、時計(1)――8P


前にも書きましたが、うまくコーディネートするためには、
「引く」ことを考えるよりも、何を「足す」か
を考えることです。

放っておくと、滑るように楽な方向へ行ってしまう……
目立たない方へ目立たない方へ……
と地味になっていくのが日本人の傾向。
(特に男性はその傾向が強いですね)

男性も格好良く!
まずは、イメージコンサルティングで自分のパーソナルカラーと
パーソナルデザインを知って、自分のプロデュースをしてほしい
と思います。

【関連記事】コーデ・ポイント――どのパーソナルデザインでもポイントの数え方は同じ?

男性とコーデ・ポイント

コーデ・ポイントでひとつ紹介し忘れていたことがありました。

それは
男性にはコーデ・ポイントがそのままあてはまらない
ということ。

男性の場合、女性と同じくらいのポイント数まで着飾ると、
やり過ぎに見えてしまいます。

男性は女性のように着飾る必要がない世界で生きています。
「清潔感のあるオシャレ」は求められていても、
「華やかなオシャレ」はやり過ぎと言われかねない世界。

それは理屈というよりは、もう、慣習というか、一般常識
ようなものですね。

「似合うのだから、そんな常識は無視して良い」というのは
社会不適格者を作るようなものですから、私はそんなやり方を
おすすめしません。

似合うファッションで生きやすくする手伝いをするのが、
イメージコンサルティングです。


それでも最近は、色違いのTシャツを重ねて着たり、
ネックレスやブレスレット、ストール、帽子などを
オシャレに使いこなす男性も増えてきましたね。

オシャレとやり過ぎの境界を見極めてコーディネートすれば、
男性でもうまくコーデ・ポイントを使いこなせるわけです。

そこで、男性にコーデ・ポイントを当てはめる場合は
次のように適正なポイントの数を替えて考えましょう。


男性のコーデ・ポイント

  • 男性の標準的なポイント:7~8ポイント
  • カジュアルでごく普段着:5ポイント
  • 少々オシャレにという時:10ポイントくらい

女性と比べて、全体に低めのポイントで抑えるのがコツですね。

【関連記事】男性とコーデ・ポイント【2】