続・有名人をファッションの参考にするのは「失敗」の元

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

今回は「有名人はなんでいろいろな服をステキに着こなせるの?」といったような内容の質問に対してお答えします。

ところで今回の記事のタイトルに「続」とついていますが、同様の内容――というか、今回の記事の前ふりみたい内容――を過去記事でお送りしています。

ということで、以下の過去記事も参考にされてみるのも良いかもしれません。

ファッションモデルは何を着ても似合う?

さて――
先日、こういう質問をいただきました。

とある受診者さんのご質問


私はテレビの有名人とかはよく知らないですが、ファッションモデルは大好きで憧れてる人も多いです。

でも質問ですが、モデルさんにもパーソナルカラーやパーソナルデザインがあるはずなのに、どんなカラー・デザイン・素材・ポーズ・小物でもサマになってしまう(サマになっているように見える?)のはなぜですか?

この質問者さんのように、ファッション誌などのモデルさんの姿を見て「ステキだな」と感じる人も多いでしょう。
というか、実際、キレイな人が多いですよね。

そして一見、彼女たちはさまざまな色やデザインのどんな服でも着こなせているように見えます。

「ということは、パーソナルカラーやパーソナルデザインって意味がないということになってしまうのでは?」

もちろん、そう考えるのは早合点(はやがてん)というものですよ。

モデルが何を着ても似合っているように見える理由 その1

ファッション誌などのモデルさんが何を着てもステキに見える理由――
そこには、いくつかの複合的な理由があります。

まず、

  • モデルは体型の美しさによって、似合う幅が広くなっている

そもそもモデル業というものは、体型が一般人よりもスラッとしていて、顔の形にもある程度の美しさが求められます。

それだけ「見た目」の水準の高い人が選ばれているうえに、プロのメークアップアーティストが化粧や髪のスタイリングをして、イメージを作っていくわけです。

過去記事の「パーソナルカラーもパーソナルデザインも台無しにする姿勢」でも書いたように、姿勢ひとつでステキさの度合いは大きく変化します。

スラッとした人がピシッと背が伸びた状態で写真に写れば、ステキに見えるのも当然ではないでしょうか?

モデルが何を着ても似合っているように見える理由 その2

2番目の理由がこちら↓

  • メーク、光や角度、カメラ技術でうまく撮影している

先ほど、プロのメークアップアーティストが化粧している、と書きましたが、プロなのはメークさんだけではありませんね。

カメラマンもキレイに撮るプロです。
しかも、「どういう風に光を当てて顔の影を消す」とか「撮る角度によって顔の形がどう写るか」などなどを計算ずくで撮影しています。

撮った写真をさらにコンピュータで処理したりも当たり前ですね。

自撮りした写真ていどのものでも、アプリがいろいろと補正してくれたりする時代です。これをプロがその技術と機材で補正したら、それなりに見えるのも当然というものでしょう。

まだ理由はありますよ。3番目の理由は――
次回に続きます。

それではまた――。

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小泉進次郎さんと滝川クリステルさんのご結婚に寄せて

お盆前の話になりますが、衆議院議員の小泉進次郎さんと、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんがご結婚とのこと。

「令和最初の大型カップル」なんてマスコミも盛り上がっていましたね。

このおふたり、「結婚した」と言われても、ベタベタとした大恋愛という感じより、妙な現実感のなさを感じませんか?

おふたりでいることが「スマートすぎる」ような印象がある、と言ってもいいかもしれません。本当は大恋愛の末のご結婚であったとしても、それを感じさせない「淡々とした印象」もありますね。

そういった印象になるのは、おふたりのパーソナルデザインも大きく関わってきています。

小泉さんと滝川さんのパーソナルデザインは?

まずは小泉さんのパーソナルデザインですが、

■ 小泉進次郎さん
 ・パーソナルデザイン:「グレース」

小泉さんは「中肉中背」で「知的な雰囲気」「お顔立ちも整って」います。

その「凛とした爽やかさ」がクリーンな印象を呼び起こすので、政治家としてはお得なかたですね (^ ^)

誰か個人のことを声高に批判するよりも、組織などに対する正当な意見を口にする方が似合うのも、「上品で知的な雰囲気」のある「グレース」タイプゆえです。

なんとなく説得力を感じさせるものが「グレース」にはあるわけです。

■ 滝川クリステルさん
 ・パーソナルデザイン:「グレース」

滝川さんはハーフでいらっしゃるので、彫りの深いお顔立ちです。
でも、そこに、ある意味、彫刻のような「整った美しさ」がありますね。

スッキリ通したショートカットも、とてもオシャレで似合っています。

有名な「お・も・て・な・し」も、少ないフレーズと小さな動き(パフォーマンス)にも関わらず、とても印象深かったのは、雰囲気に「上品さ」がある「グレース」の滝川さんだからこそ、と言って良いでしょう。

笑い方一つをとっても、大声で笑う印象はなく、微笑んでいるほうがキレイだと思いませんか?

とにかく、「グレース」特有の
「見た目も動きも、何ごとにつけ整った印象」
というおふたりです。

ご夫婦となられても、ベタベタしている様子が想像できず、そういったところに、おふたりのツーショットを見ていても、浮世離れした感じがしてしまうのかもしれませんね。

まあ、とはいえ、これは「他人が見ての印象」というお話ですので、ご夫婦としての実際の姿はおふたりだけにしかわかりません。

ひょっとしたら将来の総理大臣とファーストレディになるかもしれないおふたりなわけで、ここは他人事ながら一国民として、ご夫妻の順調な行く末を祈念したいと思います。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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外れるパーソナルデザインの有名人例――石川遼さん(プロゴルフ選手)

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

先日、プロゴルフ選手の石川遼さんが、3年ぶりの大会優勝を飾ったというニュースが流れていました。

久々にお名前を聞いたなあ、と思っていたら、しばらく優勝からも遠ざかっていらしたのですね。

ということで、今回は、久々に有名人のパーソナルデザインについてお話しします。

なお――
彼もパーソナルデザインを誤診される危険性のある人だったりしますよ。

「外れるパーソナルデザイン」:パーソナルデザインが間違われやすそうな人、と言う意味。くわしくは電子書籍「外れるパーソナルデザイン」を参照ください。
石川遼さんのパーソナルデザインは?

石川遼さんが高校生のアマチュア選手でありながら、プロの大会で優勝したのが、もう12年前ですか・・・。

当時、何かで活躍した男性にはマスコミから「○○王子」とニックネームをつけられていましたが、石川さんも同様に王子ネームがつけられました。

少年でありながらの偉業。
でも、当人はいつも涼やかにマスコミに対応し、おどけた感じもない。
ついたあだ名が「ハニカミ王子」。

驕(おご)らないハニカんだ姿、ということですか。
なるほど、なんとも品の良い雰囲気ではありませんか。

ということは、やはり、石川さんのパーソナルデザインは「グレース」タイプ

――と言いたいところですが・・・
もっとよく石川さんを見てみると、違うタイプであることがわかります。

石川遼さんのパーソナルデザインはこちら↓

■ 石川遼さん
 ・パーソナルデザイン:「ファッショナブル」

はっきりいって石川遼さんって、全然、はにかんでないんですよね(苦笑)

「がっしりした体格」で、
いつも「堂々と」受け答えし、
若い頃から「野心的なことを口にしても嫌みがない」
むしろ、それでもさわやかで、若いのに横柄なことを口にしている、というイメージにはならなかったんですよね。

「顔つきも精悍(せいかん)な男らしさ」があります。
そして年齢を経るごとに、その精悍さは強くなっていますよ。

日本ツアーの選手会長を務められていますが、彼の礼儀正しくも堂々とした雰囲気なら、史上最年少での就任ということに不安を感じさせませんよね。

パーソナルデザインに関係なく、礼儀正しく振る舞える人はいる

ところで以前、イギリス王室のキャサリン妃についての記事でも
「上品にしているから『グレース』とは限らない」
ということを解説しました。

石川さんも同じで、お若い頃から大人たちのなかで揉(も)まれてきたからなのか、礼儀正しく振る舞っていらっしゃいますが、別に「グレース」以外の人は礼儀正しく見えないなんてことはありません。

上品に振る舞うのは、どのパーソナルデザイン・タイプであってもできることですからね。

それにしても、なぜ彼に「ハニカミ王子」なんていうニックネームがつけられたのでしょう?

まあ、当時は少年でしたから、マスコミとしては、「ファッショナブル」タイプの持つ強い男像を強調するよりは、少年の初心(うぶ)な部分を強調して、「日本国民の息子」みたいなイメージにしたかったのでしょう。

子供で礼儀もあるから、まあ、はにかんでいるように見えなくもない、というわけで・・・。

でも、今の石川遼さんは、もはや「国民の息子」ではなく、ひとりの立派なゴルフ選手、いやゴルフ戦士ともいえる大人の男性です。

これからの華やかなご活躍を期待したいと思います。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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有名人をファッションの参考にするのは「失敗」の元【2】

ということで、「有名人をファッションの参考にするのは『失敗』の元」の続きです。

今回は有名人のファッションを参考にすると危険な理由の2つ――

  1. 有名人も自分に合った装(よそお)いばかりとは限らない
  2. あなたの個性は誰のマネでもない世界でひとつだけのもの

このうちの2について解説します。

2.あなたの個性は誰のマネでもない世界でひとつだけのもの

有名人を参考にしたい、という理由のひとつに、
「有名人にマネた格好を楽しんでみたい」
というものもありますね。

こういう遊びでマネるというのも、ファッションのひとつの楽しみ方ですから、まったく問題ないと思います。

(究極的には『ファッションは似合う物でないといけない』なんてことはない。そう思います)

問題は、有名人のマネをしていればステキになれる――というか、服選びに楽ができる――という考えがある場合は要注意、という話。

そもそもあなたは世界で、オンリーワンの人なんです。

有名人のマネをしても、その人にはなれません。
逆に、その有名人だって、あなたのマネはできないのです。

世界でひとつしかない自分の個性を誰かのマネで「二番煎じ」にしてしまうのは、本当にもったいないことなんですよ。

まして、有名人の写真や映像を見て、マネしようとしても、そもそも写真や映像には手が加わっている場合がほとんど。

例えば、映像の場合は、強い照明やファンデーションのベタ塗りで肌の色を飛ばしていたりします。

似合っていないファッションでも、共演者が無条件で褒めたたえたりもします。前回の記事でのべたように、広告ですからね。

写真の場合は、そもそもCGで処理されるのは当たり前のことです。現実の顔やスタイルが写真や映像と差があることなんて、ざらですね。

そんなメディア上の「普通じゃない状態」の人たちを、「普通の状態」のままでマネると、バランスが悪くなってしまうのも、ご理解いただけるでしょう。

そもそもパーソナルカラーやパーソナルデザインのパーソナルという部分は、
「”あなたの”生まれ持った個性に合うファッション」
という意味です。

”あなたの”個性――
それは”他人の誰か”を参考にしてできあがったものではない、”あなただけ”のもの。

ぜひ、その「世界でひとつだけの個性」に自信を持って、自分の世界を作っていってください。

もちろん、ひとりきりで悩む必要はありません。
何度も何度も言っているように、そこにコンサルタントがいるのですからね。

他にも理由があります

ところで――

有名人を参考にするのが難しい理由は、こまごまとしたものなら他にもあるわけですが、それについては当ブログのバックナンバーで紹介していますので、そちらも参考にされてみるのも良いでしょう。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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有名人をファッションの参考にするのは「失敗」の元

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

今回は、受診者さんの感想メールではない記事をお届けします。
超々ひさびさですが・・・。

前回のA・Nさんの感想メール紹介記事内で、
「有名人を参考にするのは、いくつかの理由で非常にハードルが高い」
と書きましたが、その理由をご紹介しましょう。

有名人を参考にすると失敗の始まり?

ときどき、
「どの有名人を参考にすればいいですか?」
という質問を受けます。

「憧れの人に近づきたい」とか「誰かを参考にして服選びを楽にしたい」とか・・・
そんな有名人を参考にしたい気持ちもわかります。

ですので、参考にできるような有名人がいれば、紹介することも、なくはありません。

「なくはありません」なんて、ナイのかアルのか、よくわからないような書き方をしましたが、本当のところは、積極的に「有名人を参考にしましょう」とは言わないようにしているのが実際のところです。

もちろん、そこにはちゃんとした理由がありますよ――それも2つ。

  1. 有名人も自分に合った装(よそお)いばかりとは限らない
  2. あなたの個性は誰のマネでもない世界でひとつだけのもの
1.有名人も自分に合った装(よそお)いばかりとは限らない

有名人、というか、この場合、モデルや女優といった人たちのことですが、彼女たちがテレビやステージ上で見せているファッション。

あれって多くの場合、自分で選んだ物ではないケースが多いそうです。

実際、有名ファッション誌のモデルさんであっても、その着ている服がパーソナルカラー・パーソナルデザインにあっているかと言えば、そうでない人も多かったりします。

そもそも、ああいったマスコミなどは、「モデルさんを紹介すること」が目的ではありませんよね。

目的はあくまで「服や化粧品の宣伝」です。

つまり、有名モデルに「売りたい服」「売りたいアクセサリー」を使わせ、「売りたいメーク」をさせて、「あなたもぜひ、このモデルのマネをしてね」と宣伝しているわけです。

そういう人たちのファッションを参考にするよう、コンサルタントが言ってしまうと、かえって受診者さんを迷わせてしまうことになるのは、ご理解いただけるでしょう。

かつて、あるメーカーのかたがこんなことを正直に言っていました。

「売りたいものを某モデルに着せると、客は飛びつく。モデルに似合うか似合わないかは関係ない」

客のことを、投げ込まれた餌に集まる池の鯉みたいに言ってますが、実際、モデルの集客効果は高いようですね。

ただし、ひとつ冷静になって理解しておきたいのは――

さっきも説明したように、有名人のファッションは、自分で選んでいるのではなく、スポンサーの意向に従っているケースが多い、ということです。

そして、マスコミの多くもスポンサーの意向に従って、そんな有名人のファッションをほめたたえるわけです。

広告業界なんだから、全てが広告になるのは、しかたがないのかもしれませんが、消費者側である私たちのほうも、かしこくならないといけないということなんでしょうね。

ということで、今回はここまで。

次回は「2.あなたの個性は誰のマネでもない世界でひとつだけのもの」についてお届けします。

それではまた――。

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アイドルグループ「嵐」の活動休止報告に寄せて

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

少し前に人気アイドルグループ「スマップ」の解散もまだ記憶に新しい感じですが、今回は「嵐」が2年後に活動休止ということで、驚きましたね。

ドタバタせずに活動休止までの時間に余裕を持たしての報告ということですし、かなり冷静に記者会見にのぞんでいらした「嵐」メンバーのかたがたには好感すら持ちました。

ということで、「嵐」のメンバーのパーソナルデザインは?

――といういつもの流れでいきたいところですが、実は「嵐」のかたがたについては、過去記事で触れています。

よろしければご覧ください。

それではまた――。

続・外れるパーソナルデザイン

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