男性とコーデ・ポイント

コーデ・ポイントでひとつ紹介し忘れていたことがありました。

それは
男性にはコーデ・ポイントがそのままあてはまらない
ということ。

男性の場合、女性と同じくらいのポイント数まで着飾ると、
やり過ぎに見えてしまいます。

男性は女性のように着飾る必要がない世界で生きています。
「清潔感のあるオシャレ」は求められていても、
「華やかなオシャレ」はやり過ぎと言われかねない世界。

それは理屈というよりは、もう、慣習というか、一般常識
ようなものですね。

「似合うのだから、そんな常識は無視して良い」というのは
社会不適格者を作るようなものですから、私はそんなやり方を
おすすめしません。

似合うファッションで生きやすくする手伝いをするのが、
イメージコンサルティングです。


それでも最近は、色違いのTシャツを重ねて着たり、
ネックレスやブレスレット、ストール、帽子などを
オシャレに使いこなす男性も増えてきましたね。

オシャレとやり過ぎの境界を見極めてコーディネートすれば、
男性でもうまくコーデ・ポイントを使いこなせるわけです。

そこで、男性にコーデ・ポイントを当てはめる場合は
次のように適正なポイントの数を替えて考えましょう。


男性のコーデ・ポイント

  • 男性の標準的なポイント:7~8ポイント
  • カジュアルでごく普段着:5ポイント
  • 少々オシャレにという時:10ポイントくらい

女性と比べて、全体に低めのポイントで抑えるのがコツですね。

【関連記事】男性とコーデ・ポイント【2】

コーデ・ポイント――簡単オシャレ度チェック【3】

さて、このコーデ・ポイントですが――当社のメルマガの
古くからの読者さんや、イメージコンサルティングの
受診者さんのなかには、私が説明したことを実践して、
さまざまな場面で成功したという人たちもたくさんいます。

たとえばある人は――

  • ご主人と外食などでオシャレしても良い時には、ちょっと
    派手めに15ポイントくらいのコーディネートにする。
  • お子さんのお迎えの時などで、ママ友さんたちと立ち話を
    するような場合は、目立ちすぎるのをさけるために、わざと
    10ポイントくらいに抑える。
    (10ポイントを下回らないのがミソ)

こういうふうにコーデ・ポイントを活用していると、
ご主人様やお友達から、「今日もオシャレね」
褒られるようになったとのこと。

しかも、「今日“は”オシャレね」ではなく、
「今日“も”」というのが良いですね。

「今日“は”」というのは「普段は地味なのに」の裏返しな
ときもありますからね……。

華やかに、それでいて悪目立ちするでもない。
TPOにあわせて、変幻自在。
でも、良い印象を保っている。
上の例にあげた人は、実にうまくコーデ・ポイントを
使いこなしていると思います。

コーデ・ポイントをうまく使いこなしているつもりでも、
TPOに関係なく、いつも同じポイント数の格好では、
「空気を読めない人」に見られてしまうかもしれません。

結局、いつも同じようなファッションをしている人
見えてしまうこともあります。

それって、手抜きしているのと同じ印象と言えるかも……。
(手抜きよりはステキに見えることは見えますが)

ポイント数を上手にアップダウンさせて、
うまくセルフ・プロデュースしていきましょう!

【関連記事】男性とコーデ・ポイント

コーデ・ポイント――簡単オシャレ度チェック【2】

  • コーデ・ポイントって何? というかたは前回の記事をご覧ください。

「11ポイント以上にするにはどうしたらいいの?」

こういうポイントが足りないという質問はよくありますが、
次のような原因が考えられます。

  1. ポイントの数え方は合っていますか?
    すべて1ポイントではなく、少し派手だと思う物は2ポイントで数えてください。外に出るときは、傘やショッピングバッグも加わりますよ。その点数も加えましょう。
  2. 柄物を選ぶのが苦手。
    無地のものが多い場合は、ストールなどで上手にお似合いの柄を使って補いましょう。濃い茶色とうすい茶色といった、同じ色でも濃さが違う柄が入っているものから挑戦してみると、
    だんだんと慣れていきますよ。
  3. アクセサリーを使うことに慣れていない。
    あなたのパーソナルカラーとパーソナルデザインに合った
    アクセサリーは目立ち過ぎず、顔を引き立ててくれます。
    アクセサリーをうまく足していきましょう。
    特に40才以上になると、アクセサリーは大きな意味を持ちます。
    これについては、また、いずれお話ししますね。


簡単に言ってしまうと、足りないなら一色足せばいい……
ということです。

オシャレにしたければ、
細かい部分をひとつひとつ足していくのが大事。

とかく人は楽をしたくて「足す」のではなく「引く」方向に
いきたがるものです。これは「やり過ぎてるかも……」
「引いて」いくと、結局、ポイントが足らなくなって、
地味な感じになってしまいがちです。

自分にちょっと足していく――そこに勇気はいりません。
ポイントを数えて調整するだけの簡単な作業なんですから。

もちろん、やりすぎてポイントが超過しないようにご注意を――。

【関連記事】コーデ・ポイント――簡単オシャレ度チェック【3】

コーデ・ポイント――簡単オシャレ度チェック

コーデ・ポイント。
聞き慣れない言葉でしょうが、それもそのはず。
私が作った言葉なんです(いつものことです)。

かつてメールマガジン、
「センスがなくても似合う色を使いこなしてキレイになる」
http://www.mag2.com/m/0000092620.html
を発行しはじめた最初の頃に紹介したもので、

「一度のコーディネートで服やアクセサリーを
どのくらい使えばいいか」

がわかる、という方法です。

もう10年以上前に紹介したやり方なんですが、
今でもメルマガの読者さんから、

「11ポイント以上にするにはどうしたらいいの?」

といったコーデ・ポイントについての質問が来ます。
くわしくはメルマガのバックナンバーを読んでください……

というのでは不親切ですので、
ここで改めてコーデ・ポイントの解説をします。

コーデ・ポイントの数え方


  1. まず、あなたが「着ている服」に使われている色
    を数えてください(スカーフやマフラーなども)。
    ひとつが一点です。
    【注】ただし、数えるのは3メートルくらい離れても
       確認できる色だけ。細かいものは無視してください。

  2. 次に、衣類以外のアイテム(ネックレス・リング・時計・
    ブレスレット・靴・バッグ・ブローチ等)の数を数えます。
    これもひとつが一点です。

  3. さらに、あなたの服やアイテムのなかで「特にこれは目立つなあ」
    と思うもの(フチ取りやフリル、眼鏡の鎖など)があれば、
    それぞれ一点ずつ追加してください。
    なければ追加しなくてかまいません。


  4. 1~3で数えた点数がコーデ・ポイント数になります。

採点方法は――

  • 11点~16点くらい:最適!
  • 17点以上:ゴチャゴチャした感じになってしまうかも。
  • 10点以下:手抜きしているか、さびしい感じが出てしまいます。
  • ただし、カジュアルウェアの場合は9点くらいでもOK!

という感じです。
数え方の例としては――

  • 大きなボタンは、ひとつ1点。4個で4点。
  • 生地と同じ色の小さなボタンは0点。
  • 模様のついているバッグは1点加えて2点。
  • 飾りの付いた靴は1点加えて2点。
  • プレーンな結婚指輪は0点でかまいません。
  • マニキュアは無色やナチュラルカラーは0点。
    色が付いていたら両手で1点。
  • 大きなバックル付きのベルトは目立つので2点。

こんな感じで、お出かけ前などに鏡の前で数えてみましょう。

やり過ぎてないか、逆に、手抜きしているように見えないか、
簡単にセルフ・チェックできますね。

――で、最初にあった質問に戻るんですが……。

「11ポイント以上にするにはどうしたらいいの?」

自分のコーディネートでは、どうやっても10ポイント以下に
しかならない、という人もいます。

さあ、どうすればいいんでしょうか?

【2】につづく

【関連記事】コーデ・ポイント――簡単オシャレ度チェック【2】

【 補足 】女優・仲間由紀恵さんの結婚相手

仲間由紀恵さんと結婚された俳優・田中哲司さんについて
前回書きましたが、けっこう反響がありました。

「おじさま」のパーソナルデザイン診断ってむずかしい
と感じる人が多いのか、「ロマンス」という解答に
びっくりしている人が、と~っても多かったです。

そこで、今回はちょっと補足回。

びっくりしている人の大部分が、こう言っています。

「田中哲司さんのパーソナルデザインは
『ナチュラル』では?」

「ごっついおじさま」ではありますから、そう考えるのも
わかります。

特に先日の結婚報告の記者会見では、ボサボサの髪型
黒縁メガネで、カジュアルな格好をしていました。
「ナチュラル」と間違うのも、しかたないかもしれません。

でも、それって、
「その人が着ている物で判断しているだけ」
なんです。

プロのなかにもこういう間違いをする人がいますので、ご注意。

普段からデニムばかり使っている印象だから「ナチュラル」
とか、
普段からヒラヒラしたワンピースを着ていて大きな声も
出さない人だから「フェミニン」

なんて感じの判断は「診断」ではなく、ただその人の状態を
「受け入れているだけ」になります。

田中哲司さんについても同じで、ボサボサ髪のカジュアルな
格好をしていたから、「ナチュラル」――では間違い。

ちゃんと田中さんの「おだやかで上品な色気」を見抜くことが
できれば、彼の本当のパーソナルデザインが「ロマンス」だと
わかるんですね。

余談ですが、前回の記事を公開したあとすぐに出たある記事で
「田中哲司には漂う色気がある」と書かれていました。

かねてから、上品な色気で女性を惹き付けてきたプレイボーイ
だったそうです。

わかりやすいですね。

ああ、そうそう、前回名前だけ触れた佐村河内さんですが、
彼も「ロマンス」ですよ。
びっくりでしょ?
理由は?
また今度。

それではまた。

女優・仲間由紀恵さんの結婚相手【3】

実はこの記事を書こうと思ったのが、仲間さんについてではなく、
ご主人の田中哲司さんについて書きたくなったからなんです。

記事タイトルも「女優・仲間由紀恵さんの結婚相手」って
なってるでしょ?


この田中哲司さん、名脇役と言っていい立ち位置のかたですね。
多くのドラマや舞台でさまざまな役をこなしています。
役によって、よそおいも言動もバラバラですから、それらを
見て、パーソナルデザインを診断するのは、ちょっと
むずかしいかもしれないかたです。

そこで、先日の結婚についての会見で、素の田中哲司さんを
見ながら、しっかりと分析してみました。

結論は「ロマンス」タイプ。

こう言うと「嘘でしょ!?」と思われる読者も多いでしょうね。
「ごっついおじさま」ですから、ちがうタイプを
思い浮かべてしまうかもしれません。

でも、よ~く観察してみましょう。
田中さんって、けっこう「柔らかさ」とか「優しさ」
感じる「上品」「紳士」という雰囲気をお持ちですよ。

もっと極端でおもしろい表現をするなら、

「太った向井理さん」

と言えば、ピンと来る人もいらっしゃるでしょう。

向井さんも長身なロマンス、文字通り甘く女性に大人気ですね。

彼が、15年後くらいに、お顔も体つきも中年のおじさま風に
なったとしたら――
ねっ? 田中さんと似てるでしょ?

女性を優しくエスコートする姿が似合いそうな田中哲司さんと
黙ってそれに従う仲間由紀恵さん……
とてもお似合いだと思います。

それにしても田中さんに限らず、「ごっついおじさま」
診断するのはコンサルタントの腕が光るところです。

中年になって太り気味のおじさまの中に
「ロマンス」がいる。

これを見わけられる力が本当のパーソナルデザイン診断ですね。


さてそうなると、同じ「ごっついおじさま」のなかでも、
今年上半期にいろいろと話題になった “盲目の作曲家”
佐村河内守さん
などは、どのタイプなんでしょうね?

もちろん、私は答えを出していますが、佐村河内さんも
謝罪会見でガラリと格好を変えてきた人ですから、
プロのなかでも判断に迷う人がいるかもしれませんね。

こういうことを考えるのもおもしろいものですね。

疑問やご意見は、ご遠慮なくお寄せください。
個々にお返事するか、ブログ上でお答えしますね。