「キュート」はあくまで1つのタイプ の続編です。
1.Q:キュート・タイプで分類しないケースがある理由は?
2.「キュート」の3つの分類はただの補助
3.「キュート」の3つの分類はただの補助【2】
4.「キュート」の3つの分類はただの補助【3】
5.「キュート」の3つの分類はただの補助【4】
前回の記事で、
「キュート」の3つの分類「ガーリッシュ」「ボーイッシュ」「アバンギャルド」はあくまでですが、補助的なものでしかない――
という内容をお届けしましたが、これを裏付けるもうひとつの理由があります。
「キュート」タイプの3つの分類ですが、受診者さんが年を経ていくと、その人の似合うアイテムの傾向がこの3つの間でいったりきたりすることもある――
つまり、似合うものが変わることがあります。
たとえば、20歳で受診したときに「キュート」の「ボーイッシュ」のど真ん中、と診断された人がいたとします。
でも、この受診者さん、40代に入ったころあたりから「ガーリッシュ」傾向のアイテムも使えるようになってきたように感じてきて……。
それどころか、「ボーイッシュ」より「ガーリッシュ」なアイテムのほうが断然似合うと感じる時さえあって……。
「これはどういうこと?」と混乱してしまうかもしれませんが、実は「キュート」さんのなかには、これと似たような経験をされるかたは他にもいらっしゃいます。
理由は単純なもので、この場合、年齢とともに顔立ちが少し変化していって「ガーリッシュ」もできるようになったから、です。
年とともにだんだんと顔立ちにやわらかさが増していき、「ガーリッシュ」な雰囲気が出てきた(逆に「ボーイッシュ」な感じが引っ込みかけている可能性すらある)ということですね。
この「年齢によって多少似合うものが違う」というのは、別にパーソナルデザインが年とともに変わったというわけではありませんよ。
上のケースで言えば、「ボーイッシュ」から「ガーリッシュ」になろうが、どちらも「キュート」タイプの補助的な話でしかないのですから、あくまで「キュート」の範囲内での変化にすぎません。
もし、3つの分類が絶対的なものだったとしたら、この受診者さんは受診する時の年齢によって診断結果が変わってしまう、ということになってしまいますよね。
繰り返しますが、3つの分類は絶対的なものではなくて、あくまで補助的なものでしかない、というのがわかる話でしょう。
ところで、この「年齢によって多少似合うものが変わる」というのは、なにも「キュート」だけの話ではないのです。
次回、そのお話をお届けしましょう。
それではまた――。
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